Cloudflare 2026年第3四半期DDoSレポート:ネットワーク層攻撃は毎時約8,226件、短時間攻撃が増え1 Tbps超は減少
Cloudflareは2026年10月29日、2026年第3四半期(7〜9月)を対象とする第26版のDDoS脅威レポートを公開した。データは同社自身のネットワークによる。同社によれば、この四半期にネットワーク層のDDoS攻撃1,820万件とHTTP DDoSリクエスト14.4兆件を自動で緩和し、ネットワーク層の攻撃は1時間あたり約8,226件だった。
Cloudflareは2026年10月29日、2026年第3四半期(7〜9月)を対象とする第26版のDDoS脅威レポートを公開した。データは同社自身のネットワークによる。同社によれば、この四半期にネットワーク層のDDoS攻撃1,820万件とHTTP DDoSリクエスト14.4兆件を自動で緩和し、ネットワーク層の攻撃は1時間あたり約8,226件だった。傾向は攻撃の短時間化と高頻度化で、10分未満の小規模攻撃が急増し、1 Tbpsを超える超大規模攻撃は大きく減った。
まず総量から見る。ネットワーク層は1日約19万7,400件、0.44秒に1件の計算で、緩和したトラフィックはネットワーク層で272.6 PB、HTTP層で95.1 PBだった。レポートは、この1,820万件が2025年の同じ四半期から208%増え、96%が10分以内に終わり、98%が1 Gbps未満にとどまったと述べる。注意点として、208%は2か所に出てきて主語が違う。本文はネットワーク層の攻撃総数の2025年同期比に付け、要点の一覧は短時間・低帯域の攻撃に付けていて比較基準を示していない。引用するときは、どちらの読み方かを明示したい。
超大規模攻撃は逆方向に動いた。1 Tbpsを超えるネットワーク層の攻撃は第2四半期の805件から第3四半期の251件へ、約69%減った。レポートはこれを、2026年初めに法執行機関がAisuru、KimWolf、JackSkid、Mossadという最大級のIoT DDoSボットネット4つを解体した動きと結び付けるが、要点では「反映かもしれない」という言い方にとどめ、因果を断定していない。それでもIoTボットネットは根強い脅威で、DysphoriaやEvooo1Botのような新種が出ている。Miraiに分類された緩和は8月に57.23 PBでピークとなり、8月16日、19日、23日、25日はそれぞれ3 PBを処理した。最長のMirai攻撃は8月19日から21日まで49.7時間続いた。レポートは46.5%を第3四半期に緩和したネットワーク層バイトの割合と明記する。一方、8月の57.23 PBは四半期合計272.6 PBの約21%で、両数値はそのままでは整合しない。原文は差の理由を説明していない。
攻撃手法も変わった。CLDAP反射攻撃は上半期に前四半期比580%増となったあと、第3四半期は攻撃全体の0.05%に落ち、レポートは99.5%減としている。DNS増幅攻撃は215%増えてネットワーク層攻撃の3.43%を占め、その他のUDPフラッドは14.06%から31.31%に上がった。増加率は約122%である。UDPはコネクションレスなため、生の大量トラフィックを送るのに都合がよい。
標的は広がった。メディア・制作・出版は最も攻撃を受けた業界のままだが、シェアは第2四半期の約4分の1になった。インターネット業界は上位10位圏外から6位に上がり、消費者サービスとアダルトエンタメが8位と9位に入った。レポートは、短時間・中規模・高件数という型は有料の「booter」サービスの特徴で、主にコンピュータソフトウェア、賭博・カジノ、情報技術を狙ったとする。場所別では、米国が最多、中国が2位、インドネシアが2.93%で上位3位に入った。カナダは16位から6位に、イスラエルは7つ上がって10位になった。
読むときは、防御ベンダーが自社ネットワークから出した統計であり、順位はCloudflare顧客への攻撃を映すもので、インターネット全体ではない点に注意したい。同社は、防御が330以上の都市で500 Tbpsの容量で動き、サービス事業者向けの無料のボットネット情報フィードに800以上のネットワークが登録したとも述べる。運用チームにとっての教訓は、ほとんどの攻撃が人が警報を見る前に終わるため防御は自動でなければならないことと、1回の攻撃の大きさだけでなく件数も同じくらい重要なことである。
Sources
FAQ
Cloudflareのレポートが示す第3四半期の総量は?
第3四半期にCloudflareはネットワーク層のDDoS攻撃1,820万件とHTTP DDoSリクエスト14.4兆件を自動で緩和し、ネットワーク層は毎時約8,226件だった。緩和したトラフィックはネットワーク層で272.6 PB、HTTP層で95.1 PBである。
208%は何を指し、引用するとき何に注意すべきですか?
本文は208%をネットワーク層攻撃の総数の2025年同期比に付けているが、要点の一覧は短時間・低帯域の攻撃に付けていて比較基準がない。引用するときはどちらの読み方かを明示し、二つを混同してはならない。
超大規模攻撃と攻撃手法はどう変わり、データにはどんな限界がありますか?
1 Tbpsを超える攻撃は805件から251件へ約69%減った。CLDAPは攻撃全体の0.05%に落ち、DNS増幅は215%増えた。法執行の影響についてレポートは「かもしれない」としか言っていない。データはCloudflare自身のネットワークのもので、顧客を映し、インターネット全体ではない。