テンセント、視覚理解とコンピューター操作を備えたHy4を発表:重みとシステムカードは「数日中」に公開予定、評価の数字は発表文によるもので、価格は8月のプレビュー記事と数字が異なる

Published · AI Daily — AI-assisted deep research, methodology & disclosure

2026年11月4日、テンセントはニュースリリースでHy4を発表し、視覚理解とコンピューター操作を新たに備え主要なオープンソースモデルに入ったとしましたが、重みとシステムカードは「今後数日中」に公開予定で、オープンソースは現時点では計画です。WorkBuddyでのスコア83.18や金融の盲検3.04は発表文に書かれた数字で、WorkBuddyの評価者は不明、満点も示されず、幻覚率が12.95%から7.2%に下がったというのもプレビューに対する内部結果です。価格はプレビューと同じとして約0.90、2.70、0.045ドルとされますが、8月28日のプレビュー記事は0.834、2.501、0.042ドルで、数字が一致せず、Hy4 Flashも公開済みと公開予定の両方で書かれています。

2026年11月4日、テンセントは公式サイトのニュースリリースで、最新世代の大規模言語モデルHy4を発表しました。リリースは、このモデルが世界の主要なオープンソースAIモデルの仲間入りをしたとしています。ところが同じリリースの中で、Tencent Hyはモデルの重みとシステムカードを「今後数日中に」公開する予定だと書いています。つまり発表当日の時点では重みもシステムカードも公開されておらず、「オープンソース」は計画であって、まだ事実ではありません。パラメーター数やコンテキスト長もリリースにはなく、数字があるのは8月28日のプレビュー版の記事だけで、総パラメーター770B、アクティブ49B、100万トークン超のコンテキストです。ただしプレビューの数字を正式版の数字として読むべきではありません。

能力面では、Hy4は初めて視覚理解を備え、細かな画像処理、複雑なグラフの分析、数学の視覚的推論に対応するとされています。コンピューター操作も初めて備わり、コマンドラインとグラフィカルな画面の両方を扱え、BlenderやCADなどの専門ソフトで専用の訓練を受けたといいます。業務面では、テンセントのWorkBuddyでの評価で平均スコア83.18、合格率96.15%、中国本土市場の12シナリオ中9つで1位でしたが、評価者は明記されておらず、WorkBuddyはテンセント自身の製品です。金融分析では、Tencent Hyチームがテンセント金融科技と盲検評価を行い、金融の専門家213人が参加し、うち153人は外部機関の専門家で、約70%が5年以上の経験を持ち、579件の実務タスクを評価しました。スコアはHy4が3.04、DeepSeek-V4.1-Flash-1017が2.97、Kimi K3.1 Proが2.68、GLM-5.3が2.68です。リリースには満点が書かれていないため、順位は分かっても絶対的な水準までは分かりません。リリースはさらに、Hy4がWorkBuddy経由で企業WeChatと連携し、チャット、メール、文書、カレンダー、会議のデータを横断して複数プロジェクトの経緯を追跡し、未完了のタスク、準備が必要な会議、迫る期限を知らせると述べています。Hy4を使ったチーム協業の新機能は、WorkBuddyの「Projects」機能とともに登場する予定です。

プレビュー版の記事は別の物差しを示していますが、同じテストではありません。Hy4プレビューについて、テンセントは専門家163人、エンジニアリングのタスク203件による内部の盲検評価を行い、平均2.99点(4.00点満点)で、GLM-5.3の2.92点とKimi K3の2.94点をわずかに上回ったと報告しています。正式版リリースの金融スコア3.04は金融タスク579件によるもので、比較対象もDeepSeek-V4.1-Flash-1017やKimi K3.1 Proなど別のバージョンです。タスク、評価者、競合が違うため、2.99から3.04は実測された向上ではありません。プレビュー記事には、プレビューモデルが自身の推論システムの最適化に加わり、基準比でエンドツーエンドのスループットが31.8%向上したとあり、正式版リリースはHy4で小型モデルの事前学習基盤を最適化したと述べています。どちらもテンセント自身の説明です。

リリースにはHy4プレビューとの内部比較もあります。金融AI企業Rabyteの投資リサーチエージェントのベンチマークiRaBで12.03ポイント向上し、検索の最適化により幻覚率は12.95%から7.2%に、裏づけのない仮定による誤りは23.1%から5.6%に下がり、ゲーム開発のGameDevで19.1%、GameLogicで9.8%向上したとされます。これらはプレビューに対する内部テストの結果で、テストセットの規模や方法、他社モデルとの同条件の比較は示されていません。科学研究では、7分野123件の実行可能タスクからなるTenureTrailを挙げ、Hyra 2.0のハーネスを使って同じアーキテクチャの小型モデルの事前学習基盤を最適化し、単一細胞表現のHyCellと物理場のHyPDEという2つの基盤モデルをオープンソース化したと述べています。

安全面は個別に読む価値があります。サイバーセキュリティについて、Hy4は概念実証の開発や脆弱性修正を重視した防御的なセキュリティデータで訓練され、分析目的のリバースエンジニアリングやペネトレーションテストを含む一方、悪用に関する攻撃的な資料は訓練データから明示的に除外したと説明されています。テンセントのXuanwu LabとKeen Security Labが評価し、評価した範囲では攻撃的能力に重大な懸念はなかったとされます。生物安全については、内部の専門家レビューで基礎的な生物学の知識は高い一方、自由な実験設計の能力はフロンティアモデルより限られているとされました。これは評価した範囲についての判断と内部レビューであり、独立した監査ではなく、システムカードもまだ出ていません。

提供状況について、Hy4はTencent Cloud TokenHub、WorkBuddy、CodeBuddy、元宝、企業WeChatのAIアシスタント(大元)、imaなどで使え、APIもOpenRouter、Hermes、OpenCodeといった外部サービスで提供が始まりつつあります。価格はプレビュー版と同じで、100万トークンあたり入力約0.90ドル、出力2.70ドル、キャッシュ入力0.045ドルとされています。ところが8月28日のプレビュー記事には0.834ドル、2.501ドル、0.042ドルと書かれています。テンセントの2つの公式文書で数字が一致しておらず、説明のない差を推測せずに並べて示します。また、ある小見出しはHy4 Flashが「最近公開された」としているのに、本文は「まもなく公開予定」と述べています。WorkBuddyとCodeBuddyは11月4日から15日まで無料で、TokenHubのHy4は2026年12月31日まで半額です。

読者にとってこれはベンダーの発表リリースです。重みは未公開で、評価の数字はすべて発表文によるもので、比較対象やスコアの尺度は不完全で、2つのテンセントのページで価格も一致していません。Hy4が本当に主要なオープンソースモデルに入るかは、重み、システムカード、第三者の独立した評価を待って判断する必要があります。

Sources

FAQ

Hy4は現時点でオープンソースのモデルですか?

まだです。11月4日のリリースは、Tencent Hyが重みとシステムカードを今後数日中に公開する予定だと述べ、発表当日はどちらも公開されていませんでした。同時に主要なオープンソースモデルに入るとも述べているので、オープンソースは計画段階です。重みの公開後にライセンスと利用条件を確認してください。

WorkBuddyの83.18点や金融の3.04点は何を示しますか?

金融の盲検評価はTencent Hyチームとテンセント金融科技が実施したため、独立した第三者の評価ではありません。一方、WorkBuddyの評価者もその独立性も発表文には示されていません。金融スコアの満点とWorkBuddyの詳細な評価方法も不明で、これらの点数だけで絶対的な水準は判断できません。

Hy4の料金はいくらですか?

リリースはプレビューと同じとして、100万トークンあたり入力約0.90ドル、出力2.70ドル、キャッシュ入力0.045ドルとしています。8月28日のプレビュー記事には0.834ドル、2.501ドル、0.042ドルとあります。テンセントの2つの文書が食い違うため、どちらかに頼る前にTencent Cloud TokenHubの最新の料金表を確認してください。